【開催レポート】鹿児島県内地域ネットワーク団体がつながる研修会
毎年九州沖縄のこども食堂運営者が集まって、各県持ち回りで開催されている「つながる研修会」
今年も6月に開催されることになり、たくしてでは鹿児島県で「こども食堂の地域拠点・地域ネットワーク」を運営してくれている方を対象に合宿を開催しました。
合宿の1日目は、鹿児島県内のこども食堂運営者を対象とした研修会を開催しました。【2026年6月12日】

今回の研修会では、当初「こども食堂の地域拠点・地域ネットワーク」の担当者を対象としておりましたが、「こども食堂運営者にも参加してほしい」との声が事務局内外から挙がりました!
結果として、地域ネットワークの運営者だけではなく、こども食堂運営者、行政担当者、支援企業担当者など、多くの方にご参加いただきました。
折角なので、社会活動家の湯浅誠氏による「こども食堂のこれから」についての講演会から、少しだけ抜粋してお伝えさせていただきます。
Q.こども食堂とは何グループに属すのか?
保育園や学童保育みたいな場所だというイメージを持っている方が多い。
「こうあるべき」がきっちり決まっているもの。
この考えでこども食堂を見てしまうと「本当のこども食堂とは?」「こども食堂なのに…」という声が出てくる。
こども食堂は、どちらかといえば農家やカレー屋と同じグループだと考えている。
農家自身が「どの広さの田んぼや畑」で「何を育てるのか」を決めるもの。
「100席ある店舗で800円の日本風カレーを出している」カレー屋もあれば「10席の店舗でインド風カレーを1,500円で出している」カレー屋もある。
ニンジン農家に対して「大根をつくれ!」とか、「インド風カレーを出していないと本当のカレー屋ではない」みたいな考えは出てこないはず。
こども食堂運営者は「みんなが喜んでくれるなら」という思いでやっている。
そのために、コロナ禍や物価高騰などの危機でも柔軟に工夫して活動している。
「プログラムに人を寄せる」のではなく「人にプログラムを寄せる」ことで、利用者にとっての居場所をつくりたいと思っているこども食堂運営者が多い。
現在のペースでこども食堂が増えると、あと3年ほどで小学校より多くなる。
その時に、こども食堂を取り巻く環境・社会が持つべき視点は「こども食堂は農家やカレー屋さんグループなんだ」と理解をすること。
一方のこども食堂運営者は「ほかの食堂がやってるから自分もやらなきゃいけない」とか「自分のやり方が間違っているんじゃないか」とかは考えすぎない。
安全保障などの守らなきゃいけない部分(根)は運営者みんなで守っていくもの、どんな食堂にするか(枝や葉)は自分のやり方で無理なく広げていけば大丈夫。

講演会のあとは東京大学ごきげんな地域づくり人材育成研究プロジェクトのメンバー(早川公氏・山角直史氏)による地域づくりのワークショップを開催。
「自分の地域の生態系を見立てる」をテーマに、自分の夢と目標を再確認し、地域で関わる人とその声を想像して相関を考えていくワークでした。
参加したこども食堂運営者の「リアルな悩み」「根底で思い描く理想」を掘り起こし、どのようなサポートがあれば実現できるか、どのような人と繋がりがほしいかを、小グループで具体的に言語化しました。
■参加者の感想(一部)
グループメンバーに対して課題を伝えたところ「一緒に考えましょう」と言ってくれて、可能性や頼もしさを感じた。
自分一人で考えて行き詰っていたが、色々な人の視点から意見をもらって視界が広がっていく体験ができ、「一人じゃない心強さ」「つながりの楽しさ」を実感した。
この感覚を自分の地域に持ち帰って再現したいと思った。
(こども食堂運営者)
付箋に書き出すことで背景や関係性を読み解くことの大切さを感じた。
合わせて個人や地域の強みも書き出すことができ、その可能性に目を向けることがコーディネーターとしての役割だと感じた。
(社会福祉協議会職員)

研修会後には、懇親会も開催。今回の研修会は離島からの参加者も多く、普段なかなか会えない方々と多くの交流が生まれていました♪
明日はDAY2のご報告をさせていただきます。
お楽しみに!
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