【開催レポート】10/20開催こどもまんなかフォーラムin霧島
10月20日(日曜日)に、霧島市隼人農村環境改善センターで【こどもまんなかフォーラムin霧島】(主催:かごしまこども食堂支援センターたくして きりしまこども食堂サロン)
この催しは、こども基本法に基づく、こどもの社会参加の取り組みの第一歩にとなる「こども・若者の声や意見を聴く」ということを、霧島エリアのこどもに関わる団体・企業・行政・社会福祉協議会と協働して取り組むことを目的として企画しました。
当日は、こども30名、大人83名、実行委員会とボランティア41名が参加しました。また、来賓として、霧島市中重真一市長、霧島市社会福祉協議会 福永 洊会長をお迎えしました。
フォーラムでは、「 こども・若者の声や意見 をきく 」というテーマで、5団体が実践発表しました。印象的だったのは、小学生の声を聴く為にとったアンケートの紹介で、「居場所がない」「幸せと思えない」という回答でした。多くの小学生は、「幸せであり、未来に希望をもっている」と回答していたものの、少数でも「居場所がない」「幸せと思えない」と感じているこどもがいることです。こうした本音に対して、どう向き合っていくか、参加者にとって考えるきっかけになりました。
パネルディスカッションでは、中学生や高校生、こどもまんなかで活動している団体など総勢 11名(こども8名、大人3名)で「こどもの参加について」「学校の校則について」などを意見を交わしました。
こどもからは、「意見が言いにくい、参加するのが難しい」「ただ聞くのではなくて、心から聴いてほしい」といった声が聞かれ、もっと声や意見を発信しやすい環境や居場所を作るには、ハード面として用意するだけでなく、こどもたちと心から向き合うことが大事だと感じました。
この日は、えんがわマルシェも開かれ、こどもたちの「やりたい!」を実現し、楽しめる場所として子どもたちが出店したり、こどものあそび場スペースを作りました。射的や缶バッジ作りなど多くのこども達で賑わっている様子でした。
今後も、こども・若者の意見を聴きながら、安心して過ごせる居場所づくり、地域づくり、まちづくりを地域の皆さんと共働していきたいと思います。
<参加者からのアンケートの声>
・”会話と対話”の話にハッとさせられました。自分の子供だけでもしっかり対話していけるように心掛けていこうと思いました。
・不登校でありながら、勇気を持って壇上に上がり発表した事に感動しました。涙が出ました。
・いろんな居場所や、いろんな人と会話して、自分の疑問や思いを投げかけたり、食生活を通じ成長しているんだなぁ、と感じました。
【実行委員会】
えんがわマルシェ、NPO法人パレット&キャンバス、ORI人ENTMERAK、霧島市高校生町おこし団体 メテオール、こどもの未来を守る会、霧島オーガニック推進協議会、里山のようちえんにじいろタペストリー、霧島チャリティミュージックフェア、おばまビレッジ、一般社団法人横川kito、NPO法人こんぱす、ミルキー児童クラブ、NPO法人あんずカフェ、里山の居場所おひさまのおと、合同会社言の葉、かごしまこどもの学び場友の会、一般社団法人ベルフラワー、風と土、社会福祉法人 政典会、一般社団法人エンドオブライフ・ケア協会きりしま、あんず東洋医学クリニック、冒険遊び場竹子の森、ひより保育園、霧島市包括支援センター、霧島市基幹支援センター
【フォーラム登壇団体】
・NPO法人パレット&キャンバス 「こども食堂でゲーム感覚で本音を聞く取組み発表」
・一般社団法人ベルフラワー 「放課後児童クラブで、匿名アンケートで声や意見を聴く取組み発表」
・風と土 「こどもが安心して意見を言える居場所づくりについて」
・里山の居場所 おひさまのおと 「学校へ行けないこどもたちの意見発表」
・霧島市高校生町おこし団体メテオール 「現役高校生の本音」
<パネルディスカッション>
・霧島市高校生町おこし団体メテオール 高校生 5名
・里山の居場所 おひさまのおと 中学生 3名
・風と土 瀬口康平さん
・子どもの未来を守る会、霧島オーガニック給食推進協議会 井上ゆりさん
・NPO法人かごしまこども食堂支援センターたくして きりしまこども食堂サロン 松枝俊顕